【ロンドン】チェルシー・フィジック・ガーデン

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朝起きると、小雨がぱらつくロンドン。キュー・ガーデンズに行くにはすこしもったいない天気だと思い、チェルシー・フィジック・ガーデンを訪れた。チェルシーは、チェルシー・フラワー・ショーでも有名な高級住宅街である。

 

f:id:giraud87:20170823114554j:plain薬草園だけあって、温室もある。内部は、しっとりと湿度が高くなっている。

 

f:id:giraud87:20170823111938j:plainレンガを敷き詰めた地面に、木製のベンチ。ここでゆっくりした。自分の庭にもほしいスペース。

瓶花 乱成体 乱れ留

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2017年8月30日(木)

瓶花 乱成体 乱れ留

石化柳、鶏頭、木苺の葉、白藤袴

 

両成体が課題だったのだが、いつのまにか乱成体にいった今回。

シックな色の鶏頭に、さわやかな緑と、白い花器がいい感じである。

 

 

【ロンドン】立体感のある庭

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8月末に1週間ほど、ロンドン、パリに行ってきた。そのあいだにたくさんの庭園や花をみつけた。

まずひとつめは、Daunt booksという本屋さんにむかう道すがら、地下鉄ボンド・ストリート駅から迷っているうちにみつけた家。

ロンドン中心部ど真ん中にある住宅地なので、周囲はあまり花を植えて庭を楽しんでいるわけではない。このお家だけがぽつんと、ていねいに手入れされた庭をもっていた。

個人のお宅なので、あまりぱしゃぱしゃとするのも遠慮されて、写真はこれっきり。けれど、じつは、見えている部分よりもずっと大きなスケールの庭になっている。

ロンドンの住宅の典型で、1ブロックは、大きな四角い穴のなかに建物が建っているかっこうになっている。柵が設置されているのは、穴の壁の上なのだ。つまり、この柵からのぞきこむと、地下一階がみえる。もちろん、建物と壁のあいだは広くはないので、あまり日が差さず、陰になっているのだが、そこもしっかりと植物が育っていた。

都会だけに面積はあまり広くはないのだけれど、上下に立体感がある庭になっていた。

 

籠 立秋をすぎて

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2017年8月10日(木)

すすき、草ぼたん、桔梗

今回の稽古は山野草である。たまたま安く手に入った籠をつかって、いける。

まだまだ夏本番だが、立秋もすぎ、秋を思わせる草花。涼しげにいけたかったが、やはり夏気分が抜けぬ茂りとなっている。

山野草は水が下がりやすいらしい。稽古場でスプレーを貸していただいたが、家に帰ると、すでにへたっているものがあった。人も草木も、夏の暑さにやられているようである。