生花 連翹
2017年3月16日(木) 生花 三才格 れんぎょう
まだはじまって間もない花歴であるが、こんなにも苦労したことはない。連翹(れんぎょう)は、恐ろしい。
茎のなかは空洞で、ちょうどストローのようになっている。すると、まったくたまらない。自然の樹形をもっていけると指導書にはあるけれども、そんな都合よくつかえる枝があるわけでもなく(そしてわたしにそんな枝をみわけられる目があるわけでもなく)、すこしでも形をととのえようとすれば、ぱきぱきと折れていくのである。
どうにかしようとたててみたものの、稽古は時間切れ。先生におまかせして、いけてもらうしかなかった。稽古の花は、柳と連翹の二択だったのだが、あきらかに選択ミスである。いや、これはよい経験をさせてもらった、とも思うのだが、しかし、ひさひぶりに生花をと思っていたので、不完全燃焼と言わざるをえないのである。