生花 | 伊吹杉

生花 富士流し | 伊吹杉

教室の特別講習会で、伊吹杉の富士流しに挑戦した。

生花は、儒教にもとづいた理論で生けるので、あるべき姿が決まっているし、どの花材にもそれを適応する。

そうすると、かならずしも、その花の出生どおりになるわけではなく、花は、あるべき姿へと抽象化される。

ところが、富士流しは、まさ山を眺める景色をつくるわけで、生花のなかでは、より即物性へと舵を切った生け方だと思う。

(そして、具体物をモチーフにすると、ブサイクなのもわかりやすいのである...。)