失敗作

花屋さんで、いい木瓜が入っているのを見つけて購入。いい枝がそろっている、しめしめと選びながら、お生花にしようと決める。すらっと流れた枝を活かして、体の後添流しにしよう。

ところが、夕方からはじめて夜に至るも、いっこうに完成しない。木瓜はとても矯めやすいし、枝もいいものなのに、どうにも形にならない。

失敗の要因はふたつ考えられる。

ひとつめは、流す枝を短く切りすぎたこと。どうにか上に上げようににも、いかんともしがたかった。

そして、失敗のふたつめは、枝を切りすぎたことで、方針がぶれたこと。三才格にしようとしたり、留流しにしようとしたりして、迷宮状態。とくに、焦っていて、精神的に余裕がないときに、そんなことができるはずがない。

結果、負のスパイラルに落ち、未完に終わる。

写真は制作途中。木瓜の花はきれいだったので。

くやしい....。そして、花に申し訳ない...。