小樽 フキ

小樽観光を終えて、メルヘン交差点から南小樽駅から札幌へ帰ることにする。

その道すがら、民家と民家のあいだに生い茂った花。

さすがにこんな大きな丸い葉は、なかなか大阪ではお目にかかれない。

北海道では、人の背丈を越える巨大なフキ、ラワンブキなるものが栽培されていると聞いたことがあるが、そんなふうに巨大化するものなのだろうか。

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これで北海道編もおわり。

試される大地にはまた赴くこととなるだろう。

 

小樽 ハタザオキキョウ

小樽港を散歩しながら見つけた花。

折り紙のようにきっちり重なった花びらがキキョウのようで、つぼみはホタルブクロのそれと似ている。

ハタザオキキョウのようだけど、それにしては大きい。

たとえハタザオキキョウだとしても、ほぼ日本全国に生息する帰化植物らしい。

北海道には関西では見ない野草がたくさんあるなあ、なんて思って撮ったのがはずかしい。

旅行に行くと、いつもよりずっと道に咲く植物を見てしまうものである。

この花も、きっと日常生活のどこかで咲いていたのだろう。

札幌 下草のラベンダー

ラベンダー |

街路樹の根元によくあるあの園芸品種の「下草」が、北海道ではラベンダー。

いやきっと本州でもきっと見られるんだろう。

けど、こんなに立派に育っているのはきっとなかなかない。

やはり北の大地の気候が、ジメジメ湿気を嫌うこの植物に適しているからなのだろうか。

フジバカマ

ことしはもう終わってしまいましたが、寺町通藤袴祭が行われていました。

通りのいたるところにフジバカマが置かれており、歩くだけで、あの桜餅のようないい香りがしてきます。

3年間京都に住み、いまも花の稽古で通っているにもかかわらず、こんな行事をやっているのをを知らなかった。

散歩が楽しくなるお祭り。

北大植物園 北方民族植物標本園

一口に「北方民族」と言っても、さまざまな民族がいるし、それぞれの民族においても部族や地域によって多様な文化を育んてきた。とはいえ、そこに共通性がないわけではない。北方民族植物標本園では、アイヌをはじめとするそんな東アジア北方民族が生活に利用してきた植物が展示されている。

トリカブト | これはもちろん毒を利用する。ヒグマをとるために毒矢に塗った。

 

エゾトウウチソウ

 

ナギナタコウジュ | アイヌはこれをお粥の香りづけやお茶にしたり、風邪や二日酔いの薬や魔除けとしても用いていた。どの用法も香りが大事なようだが、香ってたかな?

 

こんなふうに、民族と植物の関係に光を当ててくれる植物園は貴重ではないでしょうか。園内には、北海道に生息する動物の剥製が展示されている博物館や北方民族資料室があり、北の大地の自然と人間を両面から知ることができます。

季節ごとに訪れたい北大植物園でした。