同じ月

鷹の羽すすき スプレー菊

あまったスプレー菊に、庭のススキを合わせてお月見の花。うちのススキには、まだ穂がでていなかったのが惜しい。

琉球、日本、韓国、中国、ベトナム、そしてそれぞれの国から移住していったディアスポラの地で、きっと同じ月を見ているのだ。常には意識しないアジアの文化的連続性を感じる。

生花 | リューカデンドロン

生花 七曲 留流し | リューカデンドロン

夏は予定が重なり、なかなか稽古に行くことができなかった。というわけで、自主練。

いけばなでは、伊吹杉や葉蘭といった花材がよく使われるが、町のふつうの花屋さんにはあまり置いていない。今回は生花をしたかったので、とくに適した花材を見つけるのはむずかしい。

そこで、お店にあったなかでもっとも合いそうなリューカデンドロンを買ってみた。値段も手ごろ。

直感で選んだのだけど、これが大正解。矯めやすいし、見た目もエキゾチックな感じがいい。横枝も適度についているので、うまくやれば本数が少なくてもボリュームが出せると思う。今回は、長い横枝を利用して留流しにしてみた。

色にバリエーションがあるようなので、他のを見つけたときにはまた挑戦してみたい。

サンタンカ

台北のおしゃれ地区、富錦街へ。

この地区は、アメリカの都市をモデルにつくられただけあって、ゆったりとして緑も多い。それでも街路樹は、トロピカルである。

これはサンタンカ(仙丹花)というらしい。日本では、沖縄や九州でもふつうに見られるということなので、やっぱり南国の花。

台北の風

八月のはじめ、台北に行ってきた。

熱帯の都市には、温帯とは異なるそこ独自の植生がある。それはそうなのだが、台北には、大阪よりずっと清々しい風が吹いていた。

大阪同様、車も、もちろんバイクもばんばん走っているし、夏の日差しは厳しい。けれど、ふしぎと陰に入ると涼しいし、ビル風とはちがう大気の流れが感じられる。

大きな街路樹の下で、おじいさんがプラスチックのイスを出して涼んでいた。

駅不明

 駅不明 | 雅流

先週末に徳島に行って帰ってきたあと、ペースがくずれて記事を投稿できていなかった。きょうから再開。

この花もどの駅の花だったのか、忘れてしまった。JRおおさか東線JR河内永和駅近鉄奈良線河内永和駅近鉄奈良線河内小阪のうちのどれかだと思う。

ふだん行かないとろこでいけばなを見つけると、ここにも花を生ける人がいるのだと一方通行に同志であることを感じてうれしいのだが、ずぼらなので、どこだったのか忘れる。メモもとらないのがよくない。

満願寺(加西市)

ドリームガーデンを見終わったあと、加西市周辺をドライブした。

たまたま行きついたのが、高野山真言宗満願寺。例年通りの酷暑でへたっていたけれど、お寺の緑のなかを歩くと涼しい風を感じる。

 

緑の小道。振り返ると、むこうに門が見える。

 

お寺の中には、おいしいお蕎麦屋さんがある。お昼をここで食べる。おろしそばを注文。歯ごたえのあるおいしい蕎麦だった。

 

蕎麦を待つあいだ、蝉の声の響く境内を、涼しいところからぼーっと眺めた。